成人式「二十祭まちだ2020」の実行委員長を務める 野田 健太さん 金井在住 20歳
変化を楽しんでもらいたい
○…『０からつながれ、変化を楽しめ！』。今年のスローガンをこう定めた。｢２０２０年の０。令和のレイもかかっています。成人し、新しいこと、変化することへのスタートに丁度いい」と力を込める。たった６人の実行委員。役割分担を決めていく中で、委員長を買って出た。これまでの人生で、皆の代表になるものに携わってこなかった。転機となったのは昨年５月に市から届いた募集のお知らせ。”知らない人たちと一つのものを作り上げる”。湧き出る興味を留める術はなかった。
○…現在、大学で簿記を学んでいる。将来、会計士になるための勉強も進めている。アルバイトは塾講師。教え子は小・中･高と幅が広いが、｢志望校に合格して、感謝されると嬉しいですね｣と頬を緩める。実行委員メンバーには学生もいれば、社会人もいる。｢みんなの時間を調整するのに苦労しました。僕も塾が冬期講習に入り、忙しくなったりもして｣
○…大蔵小時代はサッカーや水泳、英会話などの習い事や、中学受験のための塾にと忙しくしていた。卒業して他県の私立中高一貫校に進むと、友人の誘いもあり、サッカーからバスケットボールに乗り換えた。｢県大会の一歩手前くらいの実力でしたが６年間熱中しました｣。世のバスケ少年たち同様、｢スラムダンク｣や｢あひるの空｣などの漫画も勿論、愛読。
○…「堅苦しいと思われがちな成人式。でも実際は僕たち同世代が企画・運営しています。来てみて、楽しかったと思わせたい」。委員会に参加してからコミュニケーション能力が上がったと感じている。「大学でも自ら進んで話しかけたりして。今までの自分からは考えられません」。実行委員長が率先し、自身の変化を楽しんでいる。
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