町田市商店会連合会(林伸光会長)が12月1日、公式のスマホアプリを配信開始する。「さるびあぷり」と名付け、現在実施する歳末キャンペーン「わくわくスタンプラリー」をデジタル化。従来に加え若い世代の参加促進を狙う。
歳末キャンペーンでは買い物をした店舗で二次元コードを読み取ると「さるびあぷり」にスタンプが貯まる仕組み。氏名や住所を入力すれば、アプリから簡単に応募が完了する。
これまでは応募用紙のみで行われており当面は併用する予定だが、将来的にはデジタル応募への1本化を目指す。またアプリ上で、商連や加盟商店会からのイベント情報、会員店舗の紹介などの情報発信をしていく。
来年度以降は、電子クーポンの発行やアンケート機能を使って利用者の属性情報管理も行う予定。世代や性別、在住地区などを分析し、より最適なキャンペーンやイベントの開催などにつなげたい考えだ。
アプリの導入方法などの詳細は、わくわくスタンプラリー参加店舗で問い合わせを。
会員情報共有も会長の負担軽減
利用者への販促情報発信だけでなく、同連合会から加盟商店会や個店会員への情報共有もアプリを通して迅速に行う。これまで、書類やチラシ中心に各会長を通して個店会員らに情報共有を図っていたが、事務局がない単会も多く会長や役員の負担も大きかった。アプリを同連合会から商店会や個店会員への連絡ツールとすることで、補助金・助成金の申請相談や都商連主催のセミナー情報などをリアルタイムで共有し、迅速なサポートを目指す。「個性的な店が多いと、地域の個性にもつながる。意欲ある店舗へ手厚くサポートしていきたい」と林会長。
商店会では、経営者の高齢化や役員・後継者のなり手不足などの共通課題があり、デジタル化が遅れている要因の1つとされていた。アプリ導入を機に、加盟店のIT化を促進し、販促支援を強化。適正なタイミングで利用者に配信し、店舗の新規顧客やリピーターになってもらうのを促す。
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