柏木実業専門学校で教諭を務め、簿記の書籍(2月18日発行)を執筆した 伊藤 正義さん 上草柳在住 44歳
これからも書き続ける
○…現役教諭として教壇に立つ傍ら、初学者・留学生向けに簿記の書籍を執筆した。「ご縁があって今回の出版が実現した。本を出すのは夢だったので、とてもうれしい」。2022年6月に執筆の依頼を受け、約1年半かけて作り上げてきた。留学生が学ぶことも想定して、日本語のルビ振りなども提案。「現場での経験を生かして執筆できた」と、確かな手ごたえを感じている。
○…白羽の矢が立ったのはこれまでの活動が影響しているという。「実は…」と渡された資料には、趣味で執筆してきた小説作品がずらり。「せっかくなら物語に自分の得意分野を入れたくて」。簿記・経営・ビジネスマナーなど手がけてきたジャンルはさまざまだ。その作品を出版の担当者に見せたところ、執筆の話が進んでいった。「執筆した作品は全部保管している。続けてきて良かった」とにっこり。
○…東京都日野市で生まれた。「子どもの頃は勉強が苦手だった」と振り返るが、中学生の時に映画「ぼくらの7日間戦争」を観て教員を志したという。都内の商業高校に進学し「商業教育が肌に合っていた」と、勉強の楽しさに気付いたのはこの頃から。部活はワープロ部に所属し、全国大会で入賞するほどの腕前。「早打ちは得意」と自信を覗かせる。大学では経営学を学び、卒業後は教師の道に進んだ。
○…26歳の時に結婚し、2人の娘とともに暮らす。やむなく転職した時期もあったが、約12年前から柏木実業専門学校で再び教壇へ。上草柳に移り住んだのもほぼ同時期で、お気に入りの場所は泉の森。「桜の季節が待ち遠しいです」。日常の出来事が物語のヒントになることが多く、目標は「2冊目を出すこと」。創作意欲はまだまだ止まらないようだ。
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