県政報告【17】 ブロック塀の徹底点検を! 公明党 神奈川県議会議員 谷口かずふみ
6月18日、大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し、小学4年生の女児が亡くなるという大変痛ましい事故が起きました。
「二度とこうした事故を起こしてはならない」との思いから、私は6月25日、県議会の本会議でこの問題を取り上げ、県立学校と県有施設のブロック塀を徹底点検し、安全対策を早急に取るよう求めました。
その後、県教育委員会は29日、少なくとも県立高校8校で「対応の必要あり」(外観上の損傷等があるもの。または損傷等はないが安全上問題があると見込まれたもの)との中間報告を公表しました。
早急に補強や撤去、新設へ
それによると、県立学校172校(高等学校や中等教育学校、特別支援学校)のうち、ブロック塀があると報告があったのは26校で、このうち16校について点検が終了。「対応の必要あり」が8校、24か所で、すでに注意表示やカラーコーンなどでブロック塀に近づけない応急的措置をとっており、早急に補強や撤去・新設など必要な対策を講じていく方針です。
一方、県有施設については、計1783施設を調査中で、28日現在、48か所でブロック塀が設置されていることが分かっています。県では早急にひび割れや破損などを調べ、撤去や補強などの対策を行う方針です。
徹底的な調査・対策を!
ブロック塀などの倒壊による被害は、1978年の宮城県沖地震で18人が犠牲となり、それを教訓に、建築基準法施行令で、塀の高さの上限が3メートルから2・2メートルに下げられました。しかし、それ以降も、2005年の福岡沖地震や、2016年の熊本地震でもブロック塀の倒壊により犠牲者が出ています。
今回のような痛ましい事故が二度と起きないよう、徹底的な調査と安全対策に全力で取り組んでまいります。
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