山北町 学校、公園で放射線量測定 調査した15ヵ所は暫定基準値以下
山北町(湯川裕司町長)は6月30日、小・中学校グラウンド、保育園・幼稚園の園庭、公園、広場、公共施設など町内15ヵ所で空間放射線量を独自に調査した。
各所の測定結果は1時間当たり0・04〜0・08マイクロシーベルトで、文部科学省が当面の対応として目指す学校における放射線量「年間1ミリシーベルト」(1時間当たり0・19マイクロシーベルト)をいずれも下回った。
調査は町生活環境課の職員が2人一組になり、町が購入した放射能測定器を用い、地上から1mの高さでガンマ線、X線の放射線量を測定。5回測りその平均値を調べた。この調査結果は町ホームページに掲載されている。今後は、同じ箇所の地上5cmの高さでの空間放射線量も調べていく予定。
同町では6月議会の補正予算に放射能測定検査費を計上。すでに小、中、幼、保、公園の土壌やプールの水などを採取し、東海大学工学部原子工学科に検査を依頼している。小、中のプールの水に関する結果は一足先に発表されており、放射能は不検出だった。
町生活環境課では「県が公表している足柄上地区の簡易型測定器による放射線量の数値を参考にし、今後も必要に応じて測定していきたい」と話している。
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