松田町の酒匂川町民親水広場で昨年12月24日、同町の少年スポーツ団体と岩手県陸前高田市の少年野球チーム「広田町野球スポーツ少年団」がスポーツ交流を行った。
これは東日本大震災で被災した同市へ積極的な支援活動を続けている松田町が、12月23日から25日にかけて同チームを招いた交流事業の一環。交通費や宿泊費などの費用は松田町が全額負担した。昨年9月に島村俊介町長が同市を訪れた際に戸羽太市長へ提案して合意を得ていたもので、同町では10月31日に同町体育協会や町内の少年スポーツ団体などからなる実行委員会(有川格実行委員長)を発足して準備を進めていた。
今回、同町を訪れたのは、広田町野球スポーツ少年団の3〜6年生と保護者ら計36人。スポーツ交流では松田キャッスルズ、松田イレブンSC、松田柔道クラブ、松田ミニファイブ、勝広道場の子どもたち約80人が出迎えて、一緒に大なわとびやリレーなどを楽しんだ。昼食では松田町の子どもたちの保護者や松田町商工青年会らがトン汁や焼そば、フランクフルトなどを作って子どもたちに振舞った。その後は松田キャッスルズとの交流試合が行われた。
広田町野球スポーツ少年団育成会の佐々木徳雄会長は「練習場だった小学校の校庭には仮設住宅が建ち、家族を亡くした子もいる。今回の交流で子どもたちが元気をもらい、それが親へ、さらに周囲へと伝わっていくと思います」と感謝を語った。
滞在期間中、同市一行は松田山でのみかん狩りやイルミネーションを楽しんだほか、松田町の計らいで小田原や箱根も見学した。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|