松田町民文化センターで10月5日、同町教育委員会主催の第3回町民大学「魅力いっぱい『南極』 〜南極観測支援に参加して〜」が開かれ、元海上自衛隊の河端孝さん(77歳・同町寄在住)が実体験した南極の思い出を語った。会場には河端さんの話を聞こうと百人近い聴講者が詰めかけた。
河端さんは南極観測船「ふじ」の乗員として南極へ4度訪れており、講演では南極観測隊の目的や航路、現地の気候などの解説に加えて、河端さん自身が体験した艦上生活や南極の様子が当時の写真と共に語られた。講演後、聴講者から「越冬期間中の野菜はどうするの?」等の質問も出され、河端さんが昭和基地での栽培風景の写真を見せながら答える場面もあった。
河端さんは「国費で珍しい体験をさせて頂いたので、恩返しと思いお話させて頂きました」と話している。
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