県自然環境保全センター(厚木市七沢)が昨年12月19日、2014年春の県内スギ花粉飛散量の見通しを「13年の春に比べ減少し、例年よりも少なくなると予想される」と発表した。
同センターでは、毎年11月に県内30カ所(南足柄市、小田原市、山北町、松田町、相模原市緑区、厚木市、愛川町、清川村、秦野市)のスギ林で花粉を飛散させる雄花の着花量を調べ、翌春の飛散量を予測している。各地点で40本のスギを抽出し調査員が着花状況を判定する方法で、その平均値を調査地点ごとの着花点数として発表している。1997年から始まったこの調査の平均値は44・4点。今回の県内平均値は24点で、2012年の20・7点は上回ったものの、13年(前年)の66点を大きく下回った。
一般にスギ雄花の着花形成は前年夏の気象条件に影響され、高温少雨で日照時間が多いと、雄花が多く着く傾向にある。同センターでは「13年の夏はそれらの気象条件が揃ってはいたが、昨春の着花量が多かった反動で、気象要因のわりに着花量が減少したと思われる」と予想している。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|