山北町の湯川裕司町長(62)=1期=が4日、次期町長選挙に2期目を目指して立候補する考えを表明した。町議会一般質問で瀬戸恵津子議員(66)=3期=の質問に答えた。
7月の任期満了を前に2期目への意志を問われた湯川町長は「台風の土砂災害などで災害に強い街づくりが重要だと痛感した。短期間では達成できない事も多い」「第5次総合計画案の実現に向けて粉骨砕身、全力を傾注する」などと2期目への意欲を述べた。
山北町では、今月13日に小田原百貨店、28日にコメリが開業予定でJR御殿場線「山北駅」北側に定住促進住宅も完成。懸案だった丸山地区への企業進出も予定されている。町長は実績としてこれらを強調した。
高齢化率が31・3%(県社協・今年1月)と高い山北町では、3校ある中学校を4月から1校に統合し、来年4月には小学校3校も2校に統合するなど少子化も深刻。こうしたなか1期目の町政運営の柱の一つに定住化促進を掲げていた。
同町選挙管理委員会(関昭男委員長)によると、任期満了に伴う町長選挙の日程は3月28日に決まり、5月末に立候補予定者説明会を開く。立候補を表明したのは現職の湯川氏が初めてで、町長選への立候補に関する問い合わせをしている人もいない。
湯川氏は1952年生まれ。2003年に山北町議初当選。2期目の10年3月に町議を辞職、7月の町長選で初当選した。
3月2日現在の山北町の有権者数は9827人(男4745人・女5082人)。
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