今年12月に任期満了となる大井町の間宮恒行町長(65)=4期=は4日、町議会3月定例会の一般質問で、続投に向けて前向きな姿勢を示した。
去就について町長の考えをただしたのは片野昭町議(74)=3期=と瀬戸和雄町議(67)=2期=の2人。
片野氏の質問に町長は「町内外から多くの皆さんにご心配いただき、『再度やれ』というような声もある」とし、役場北側の「金子吉原地区土地区画整理事業」や、県による足柄紫水大橋〜国道255線を東西に結ぶ都市計画道路の整備、町北部・相和地域の活性化をあげ「本格的に展開しなければならない時期に入っている」との認識を示した。そのうえで「無責任に放り出すこともできない」とも述べた。
本紙の取材に間宮町長は「これから新年度の予算案を審議いただくところでもある。このタイミングで述べるのもどうか、という思いもある」と話した。
瀬戸氏が見解をただした多選については「3期であれば3期目になった時からゴールが決まる。そうなれば職員も当事者も『ゴールまで流せば』ということにもなる」と懸念を示し、県内自治体で制定が続く多選自粛条例について「必要なきもの」との考えを示した。
間宮町長は初当選の1998(平成10)年から2010(平成22)年まで、4期連続無投票で当選している。町選挙管理委員会(栗田洋委員長)によると町長選に関する問い合わせは今年に入り2件あったという。
6月2日に町長選の日程を決め、11月末に候補予定者への事前説明会を開く予定。大井町の3月2日現在の有権者数は1万3862人(男6880人・女6982人)。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>