富士ボトリング 防犯組織を結成 県警が主催し出発式
富士ボトリング(株)(大井町西大井/山崎和彦社長)の社員を中心に結成された「富士ボトリングパトロール隊」の出発式が、4月22日に行われた。企業が主体となり活動する防犯組織は松田警察署管内では初。
同隊は2012年11月に結成。山崎社長を中心に、同社の社員有志で構成されている。パトロールは月に1回、5、6人の隊員が就業後の午後5時から午後6時までコースを決めて、町内を巡回している。
今回の出発式は企業が主体となった新しい防犯活動を周知し、関係機関との連携強化を図ることなどを目的に神奈川県警本部が主催した。
式には間宮恒行大井町長や伊藤正道松田警察署長も駆けつけ、隊員らを激励。結成の経過説明や隊員の紹介が行われた後、山崎社長の号令のもとパトロールに出発した。
西大井周辺では以前から不審者によるわいせつ行為などが多発していて、近隣にある大井高校の女子生徒が被害を受けたケースもあることから、取り組みに賛同した同校の教員も活動に参加している。
山崎社長は「大井町に拠点を置く企業として、お世話になっている地域に自分たちが直接行動できることで貢献したいと、ずっと考えていた。当社の中に路上で見知らぬ男に抱きつかれたという女性社員がいたことも活動を始めたきっかけ。地域の安全の一助になれば」と話す。
同隊は今後、町役場や松田署、県警、周辺自治会の防犯組織などとも連携を図り、地域住民の参加も想定し活動していくという。
富士ボトリング(株)は昭和48年創業。社員数52人。大井町の地下水などを使って、ウーロン茶などの清涼飲料水を製造している。
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