7月8日告示・13日投票で実施される山北町長選挙は、すでに立候補を表明している現職の湯川裕司氏(62)=1期=以外に名乗りを上げている人がいないため、12年ぶりの無投票が確実視されている=7月2日起稿。
議会関係者や行政幹部、行政経験者、自治会や商工会、農業関係者などにも立候補に向けた動きはなく、同町長選では2002年以来12年ぶりの無投票となる公算が大きい。
過去の町長選
山北町選挙は、同町選管に記録が残る1959(昭和34)年から2012(平成24)年までに14回実施されていて、そのうち3回が無投票。83(昭和58)年は当時の真田快尊町長、94(平成6)年には田代圭司町長、02(平成14)年には佐藤精一郎町長がいずれも無投票で再選している。
選管も準備
町の選挙管理委員会事務局によると、町長選挙に向けてはすでに町内97カ所に4人分の選挙ポスター掲示板を設置したほか、投票に使う入場券の印刷手配も済ませたが、無投票に備え入場券は発送せず保管している。告示日の8日に複数の立候補届け出があった場合はすぐに郵送を手配する。
昨年12月に新たに条例が制定され、今回の町長選挙から全戸配布される予定だった選挙公報は、現時点で立候補の意思を示している現職側が掲載を申請していないため、無投票となれば発行されないことになる。
告示日の7月8日は平日の火曜日。午前8時30分から午後5時まで立候補の届け出を受け付ける。
立候補を予定する現職以外に届け出がない場合は防災無線放送などで投票がない旨を周知する。無投票の場合は7月14日午前9時からの選挙会で無投票当選を決定し、午前10時から当選証書の付与を行う予定。
前回2010(平成22)年の投票率は82・01%。6月2日現在の選挙人名簿登録者数は男4748人、女5068人、計9816人。 7月1日現在、現職陣営のほかに立候補について選管へ問い合わせしている人はいない。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>