公益財団法人松下政経塾(茅ヶ崎市)で基礎課程を学ぶ20代から30代の4人が、今月16日に足柄上地域を訪れ、開成町在住の郷土史研究家・大脇良夫さんの案内で酒匂川の治水の歴史を学んだ。
4人は松下政経塾の第35期生と海外インターン。全員が入塾1年目で、政治家や経営者などを志し、茅ヶ崎市内で寮生活を送りながら4年間の研修課程に臨んでいる。
ヤオマサ株式会社(小田原市)の田嶋享会長が世話人となり、6年前から小田原市内の水田で田植えや草刈り、稲刈りなどの農作業を通じて農業への理解を深めている。
今回は稲刈りを終えた後に、作物を育てるためには欠かせない「水」について学ぶため田嶋会長の発案で酒匂川の治水の歴史を学ぶことになったという。
塾生は大脇さんの案内で、堤防のある開成町の九十間土手や、南足柄市内の福澤神社などを見学。江戸時代中期の酒匂川で文命堤を築いた田中丘隅の功績などについて解説を受けた。
塾生の山本将さん(26)は「土地や川の特徴をとらえて治水・利水の方法を考えることが大切と感じた。きょう学んだことを将来に生かしていきたい」と話していた。
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