2014年中の開成町の「人口増減率」と「社会増減率」の前年比が、政令市各区を除く県内30市町村の中で最も高かったことが1月30日、県発表の人口統計調査の結果で分かった。調査は県内自治体の「人口増減」のほか、出生と死亡による「自然増減」と、転入出による「社会増減」を県が調べ、毎年この時期に結果を公表している。
開成町の「人口増加率」は、県平均より0・79ポイント高い対前年比0・97%増で、県内市区町村で4番目。転入出による「社会増加率」も県平均より0・69ポイント高い0・87%増で3番目に高かった。ずれも政令市の区を除く30市町村ではトップの伸び率で、人口減少が社会問題化する中で開成町の都市計画やまちづくりの手法にさらに注目が集まりそう。
30市町村のうち前年より人口が増えたのは開成町を含む9自治体。相模川以西では伊勢原市(0・19%)厚木市(0・05%)が開成町に続いた。
足柄上地区の1市5町(南足柄市・山北町・大井町・松田町・開成町・中井町)では、開成町を除く自治体は「人口増減」「自然増減」「社会増減」のいずれもマイナスだった。
2015年1月1日現在の県人口は910万346人で1958年の調査開始以来増加を続けている。一方で、今回の調査では死亡者数が初めて出生者数を上回ったことから、少子化対策が一層求められることになりそうだ。
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