任期満了に伴い4月19日告示・26日投開票で実施される南足柄市長選挙で、元市企画総務部長の鎌田雅博氏(63)が2日、無所属での立候補を表明した。同選には現職の加藤修平氏(66)が再選に向け出馬表明している。
鎌田氏は「現市政は人口減少を食い止めるための対策を講じていない。4年前の公約も何一つ実現していない。このように停滞した現状を見過ごせない」と述べ、「無投票を回避し現状を打開するために出馬を決意した」と強調した。
政策については「若い人に住んでいただくような住環境と雇用の創出が必要。結婚をして生活しやすい南足柄にしたい」と話し、具体策として「小中学生の医療費無料化」や「幼保小中を一貫としたやさしい心の教育を市の教育システムに取り入れる」ことのほか、「高齢者の外出や運動、交流の機会を増やすこと」などに取り組む考えを示した。
市が進める「道の駅整備」については「公約で掲げた大型直売センター建設が道の駅にすり替わっている。2020年までに整備される箱根への道(南箱道路)を国道に格上げし、基幹道路にふさわしい観光スポットになるよう計画を見直したい」との見解を示した。
鎌田氏を擁立する後援会にはいずれも前回市長選に立候補した前市長の沢長生氏と、杉本健二氏が役員に名を連ねている。
鎌田氏は1951年生まれ。西湘高校から民間企業を経て早稲田大学を卒業後、1976年から南足柄市役所に勤務。企画総務部長(当時)などを歴任し、2011年6月に退職した。
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