学童疎開していた北足柄小学校で終戦を迎えた浅野光雄さん(81)=横浜市金沢区=が3月24日、70年ぶりに同校を訪れ、足柄史談会(押田洋二会長)の会員らに当時の思い出を語った。
今回の再訪は、戦後70年に合わせ市内で戦争体験の聞き取り調査を行っている史談会の活動を知った内山在住の60代の男性が両者を引き合わせた。
男性はボランティア活動で15年以上通う横浜市内の小学校周辺で、当時北足柄小に学童疎開をしていた子ども達について聞き込みをしたところ、浅野さんにたどり着いたという。
この日は押田会長のほか、同時期に北足柄小に通っていた史談会の会員、細谷賢さん(82)=内山=と瀬戸琢治さん(80)=同=も同席。お互いの記憶をすり合わせながら、当時の話に花を咲かせた。
浅野さんは「食料不足の時代にお月見の晩にごちそうを作ってくれたり、とても親切にしてくれた。お礼に梅の実拾いを手伝ったのを覚えている」と、当時の様子を振り返り、「10月に本町小学校の同窓会があるので、同級生に呼びかけ、もう一度みんなで北足柄小学校を訪れてみたい」と話した。
押田会長は「地元以外の人から見た足柄地域の終戦時の話を聞ける貴重な機会。同級生の方たちにも話を伺いたい」と述べた。
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