来場者数が21万人を超え、過去最高を記録した開成町あじさいまつり。その会場となった「あじさいの里」で4日、アジサイの剪定作業が行われた。町内外合わせて約450人のボランティアが参加、約1時間かけて5000株のアジサイを剪定した。
剪定作業の指導員として毎年参加者にアドバイスをしている遠藤幸雄さん(73)は「とるべき枝と残すべき枝を見分けて剪定しなければ、来年のアジサイ開花に大きく影響する」と作業の大切さを話した。ボランティアに参加した人は「教えてもらいながら、剪定した。来年もきれいに咲いてほしい」と話していた。
挿し木を福島へ
剪定作業には、吉田島にある「開成水辺フォレストスプリングス」を運営する、林養魚場(本社・福島県西白河郡)の高久哲雄さん(65)も車で片道4時間かけて、福島県から参加した。高久さんが剪定作業に参加するのは今年で3回目。その都度、指導員の遠藤さんから挿し木を譲り受け、福島県西白河郡西郡村へ持ち帰り、会社近くの川沿いに植栽している。高久さんは「東日本大震災により他県へ移住した家族が1日だけでも福島に帰ってきたとき、花を見て和んでほしい。目標は開成町のアジサイ農道のようにすること」と笑顔で話していた。
アジサイの育て方を教えている遠藤さんは「高久さんの思いを受け止めて、福島県の人の為にこれからも協力していきたい」と話していた。
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