山北町皆瀬川の旧町立共和小学校で12日、キノコの菌打ち体験と昼食の集いが開かれ70人が参加した。
この行事は20年ほど前に始まり、現在はNPO法人共和のもり(井上正文理事長)がこの時期に開催している。NPOの理事で元町議の杉本君雄さん(68)が講師となり、クヌギのホダ木にドリルで穴を開け、棒駒菌を打ち込んだ。
愛川町から参加した60代の男性は「毎年この時期にここへ来るのが楽しみ。今年も参加できてよかった」と作業を楽しみ、フキノトウやキノコの天ぷらと豚汁に舌鼓をうった。
参加者が菌打ちした原木は13年前に植栽したクヌギやコナラが使われている。 80世帯が暮らす同地区では当時から年間1万本の原木が伐採できる森づくりに地域一帯となり取り組み、植林など山での作業が雇用にもなっている。
植林から13年後に伐期を迎え、切り出すと再び木が成長し、二度目は8年後に伐採できる。この原木を使いシイタケなどを栽培、炭作りなどのワークショップを開くなどしている。
同地区には20代から40代の若い世代が外部から入り、水源地の森づくりに参加。なかには地区内の空き家に移住して山仕事など、NPOの運営に参加する若者もいる。
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