参加者の前であいさつする議員 ＝中部公民館
南足柄市議会（渡辺円一議長）の議会報告会が８日、同市生駒の中部公民館で開かれ、およそ50人の市民らが参加。市議16人全員が出席して政務活動費などについて報告し、「県西地域の中心市のあり方」について市民と意見交換した。
参加者からは「市は市民にしっかりと情報を提供するべき」「小田原市長は合併を前提に話を進めているのではないか。南足柄市が単独でやっていくための議論をしなければ吸収されてしまう」などの意見が出た。
渡辺議長は「行財政運営について市はより丁寧に市民に説明する必要がある」との見解を述べた。
領収書を全て公開している政務活動費には「分かりやすい。南足柄市民でよかった」と評価の声もあった。
行政に苦言も
同市議会は４日、２市協議会に関する特別委員会を開き、両市企画課がまとめ両市長に提出した合併に関する研究報告書について企画課長から説明を受けた。
議員からは「せめて部長や副市長が出席して説明するべき」との指摘が相次ぎ、「合併と中核市を表裏一体で議論するならば中核市移行に伴う財政の見通しをはっきりさせるべき」と懸念の声もあがった。
２市協議会の第２回会議は11月25日（金）午後１時半から南足柄市文化会館で開催される。市議会の特別委員会は12月８日（木）に開催予定。いずれも傍聴できる。
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