2万年前の地球の”空気”に触れてみよう―。松田町教育課が企画した小中学生向け学習講座「寺子屋まつだ」が7月29日に町民文化センターで行われた。
この日のテーマは「南極」で、2015年12月から今年3月まで「第57次日本南極地域観測隊」として南極で越冬した(株)ミサワホーム総合研究所の福田真人さん(37)を講師に招いた。福田さんは南極の自然エネルギー棟の設計に携わった。
参加者100人を前に、福田さんは雪を溶かして水洗トイレを使っていたこと、二酸化炭素の増加など環境汚染が地球に与える影響などを紹介した。
約2万年前の空気が凝縮した氷に触れる体験も行われ、参加者は氷に触れてにおいをかぎ、水を注いで解ける音を聞いた。松田小2年の女子は「キーンという音がしてポコポコと鳴って面白かった」と話した。
福田さんは「自分が関わってできた現地の建物を見たいと思い観測隊に立候補した。やりたいことが見つかったらまず手をあげて」と子どもたちに呼びかけた。
寺子屋まつだは小中学生の放課後と土曜学習の充実を目的に2015年から始まった。今年度は第2・4土曜日と夏休み中に開講している。今回の南極体験講座は、文部科学省の「土曜学習応援団」を利用して行われた。
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