県西地域2市8町の地域資源を生かした未病改善拠点施設「未病バレー・ビオトピア」が28日、大井町山田にオープンし、神奈川県の未病体験施設「me─byoエクスプラザ」が同時オープンした。
健康と病気の間をグラデーションのように行き来する「未病」の状態を五感で知ることができるのが「未病バレー・ビオトピア」。このうち視覚と聴覚、触覚を使い未病を体感できるのが、県が整備した「エクスプラザ」。
パビリオン風
地上18階建ての本館前にオープンした平屋建てのマルシェに博覧会のパビリオンのようなカラフルなスペースがある。
デジタル技術
商業施設にあるデジタルサイネージやアミューズメント施設で活用されている人との相互性があるインタラクティブ映像の案内で体を動かすコーナーや、画面に映し出される文章を電話の受話器を使い読み上げる「元気圧測定」、壁に投影されたモヤモヤを手で払い生活にひそむ未病のサインを知り、頭と体を同時に鍛えて認知症のリスクを軽減する「コグニサイズ」や椅子から立ち上がる簡単な動作で体の移動機能の状態を知る「ロコモ度チェッカー」などその数は15種類に及ぶ。いずれも無料で体験できる。
新たな産業
体験型のアトラクションで未病を実感したところで、県西地域2市8町で未病にまつわる「食」や「運動」「癒し」の情報も得ることができるつくりで、未病を知ることによる“セカンドアクション”を新たな産業と捉え地域経済に“未病効果”をもたらすねらいがある。
整備費2億円
エクスプラザの整備に県が投じた予算は約2億円。アトラクションはすべて専門家の監修によるオリジナルメニューで映像にも県西地域各地の景観や農産物などがふんだんに盛り込まれている。
県の担当者は「健康診断の数値とは違う視点で体の状態に気づいてもらうことがコンセプトにある」と話している。
(問)me─byoエクスプラザ【電話】0465・46・6087/午前10時〜午後5時、月曜休館。
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