開成町が「第31回あじさいまつり」(6月9日〜17日)期間中に訪れた入込観光客数(推計延べ人数)の結果を公表した。
観光客は昨年より8千人少ない17万9千人だった。開花が平年より早い2週間前に始まったため開会前の来場者が多かったことや、期間中に台風接近があったことが減少原因とみている。
アジサイは開花期間が長く一カ月間ぐらいは満開を楽しめるものの“花=桜”などの印象があるため、早い開花にまつり開催中、「まだ咲いていますか?」等の問合せが多くあったという。専用ホームペーで開花情報を連日発信していたが、町産業振興課では「観光客へのPRが十分といえなかった。今後への課題」と話す。イベントもさることながら「まず花を見に来るということがよくわかった」と分析する。
ツアーコースに採択
一方、まつり期間前後を含めての観光バスの来場数は、昨年より100台以上多い過去最高の141台と大きく伸びた。「今年はクラブツーリズムのバスツアーに採用されたことが大きく、北関東などからの来園者が増えた印象」(同課)。近隣のアサヒビール工場とのセットや熱海とアジサイ散策を楽しむコースなどが目立ったという。
期間中はミニSL、インスタ映えポイントの設置、開成町オリジナルあじさい「開成ブルー」目当ての客などで賑わった。
同まつりの入込観光客数は有料駐車台数や事前に把握できるバスの乗客数、また人の出入りのある場所に自動カウンターを設置して推計している。
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