年明けの1月12日(土)から2月11日(月・祝)に開催される松田町の「第8回 寄ロウバイまつり」。まつりに先駆ける連携企画として、ロウバイ園の休憩スペースに設置する丸太いすに絵を描くイベントが12月8日に同園で行われ、町内の小学生が参加した。
松田町教育委員会が開く学習講座「寺子屋まつだ」に通う1年から6年までの女児8人で、講師は華道家の杉崎宗雲さんと画家の小玉文夫さん。
地元のロウバイ部会が山で杉の木を切り出し、町職員が皮をむき整えた高さ約40センチの丸太いす。その側面を白いキャンパスに見立てて青や黄色などの水性ペンキで思い思いの絵を描いた。
参加した松田小6年の渋谷実那さんと宮田桜子さんは、昨年一緒にロウバイまつり会場を訪れたという。「晴れた空をイメージしてロウバイを描いた。ロウバイの花が好き」と笑顔で話した。
自然がいっぱいで開放感のあるこの場所での絵の体験は貴重、と杉崎さんは指摘する。また、絵画を指導した小玉さんは、自分独自の表現を目指すことが大切だとコメントし、「素直に皆描けている」と感想を述べた。
同園の丸太いす制作は今年で3年目。毎年10個ほどのペースで設置しており、今回描いたいすも会場に加えられる。
松田町寄ロウバイ園は寄地区の有志が荒廃地を開墾し、2005年度の寄中卒業生がロウバイを記念植樹した。以降、植樹が続けられ現在では1500本以上となり、日本最大級規模のロウバイ園になっている。
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