3月24日の大井町山田の天神社例大祭で、「あしがらあそびの学校」のメンバー32人による岩手県の郷土芸能「中野七頭舞(なかのななずまい)」の奉納舞いが行われた。
当日は加藤嘉孝宮司の奉納舞報告の祝詞に続き、祝い唄の奏上や紅白もち撒きを組み入れた奉納舞が大勢の地域関係者の前で華やかに披露された。
40年前に発足した「あしがらあそびの学校」は、大井町の相和地域で子どもたちに昔のあそびを教える活動を続けてきた。結成当時に相和小学校に着任していた教師の生まれ故郷が岩手県岩泉町で、同町の郷土芸能「中野七頭舞」を伝承する保存会との交流が始まった。
1992年には、文化庁が主催した「芸術祭国際公演・日本民謡まつり」で、踊りが伝わる岩泉町の踊り手と相和小の子どもたちが共演。これを契機に交流が深まった。
今回の例大祭には、岩泉町から中野七頭舞保存会の山本恒喜さんが指導応援にかけつた。山本さんは2015年にも「あそびの学校」訪れ、指導していた。同学校・高橋和久代表は「このときは30年ぶりの指導だった。子どもたちにはよい経験となり、今回は長年の交流活動に新しい歴史が加わった」と話した。
宮世話人代表の藤澤利則氏や加藤宮司は「このような文化交流は大切なこと。今後もぜひ続けていってほしい」と話していた。
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