松田町自然館のスタッフ6人が自費で手掛けたオリジナル絵本「いのちの森のヤマネちゃん」が、このほど完成した。7月10日には同館でお披露目会があり、イベントに参加した家族連れなど約10人が完成を祝った。
絵本はA4版のカラー仕立てで、20ページで構成。さまざまな植物が自生する自然館周辺の樹木園等をモチーフに、動植物の命を守るための活動などがペンと色鉛筆で描かれている。国の天然記念物のヤマネのほか、カブトムシやリス、ソウシチョウ、エビヅルなど、松田山で実際に見られる動植物が登場するのが特徴だ。文章は同館の渡邊建雄館長が作成、各ページのイラストは小塩千惠さんが担当した。
お披露目会では、小塩さんによる絵本の朗読を実施。制作のもとになった原画も展示した。イベントに参加した吉成新君(11)=岩原小5年=は「いろいろな色で描かれていてとてもきれい。イラストも本物みたい」と驚いていた。
社会福祉法人進和学園(平塚市)や株式会社研進(同)の指導を受けながら同館の近くで進められている「いのちの森づくり」といった活動や、同館の近くで2019年に発見された「ヤマネ」のことなどを多くの人に知ってもらおうと、昨年1月に制作を開始。今年の5月に完成した。
渡邊館長は「近年、自然館の周辺では植樹で木の種類が増えるなどし、それに伴っていろいろな動物がすむようになってきている。本を通じて、そういったことを知ってもらえればうれしい」と話している。
絵本は自然館で協力金として1冊500円で販売中。問い合わせは【電話】0465・82・7345へ(金〜日曜日、祝日のみ開館)。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|