県立吉田島高校(開成町・岩崎秀太校長)は1月17日、学校法人敷島学園ヨコスカ調理製菓専門学校(横須賀市・鈴木之一理事長)と教育交流に関する協定を結んだ。これにより、同専門学校で講師を務める日本料理の近藤元人さん(鎌倉市・創作和料理近藤オーナーシェフ)と西洋料理の石井博人さん(ホテルウェルコ成田の元総料理長)が同高校の非常勤講師として授業を行うことになった。
締結式で岩崎校長は「教員による指導では、調理分野の技術や知識で限界がある。プロによる高レベルの授業が教育力向上につながれば」と期待した。これに対し、鈴木理事長は「将来の飲食業界全体の発展につながる人材育成の力になればうれしい」と話した。
吉田島高校は昨年2月に大量調理室を整備。生徒が実践的な経験を積むことができる大型の調理器具などが揃うが、調理に関する高い専門知識を持つ指導者不足が課題となっていた。
近年、料理業界を志望する生徒の減少で将来を見据えた人材育成を課題としていた同専門学校は、同高校の現状を知り協力を打診。今回の協定につながった。岩崎校長によれば、これまでも同校でスポット的に外部講師による授業が行われたことがあるが、協定を結び継続的に行われたことはないという。
同日、早速2人の講師による授業が行われ、生徒たちはプロの調理技術を学んだ。
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