足柄上地区の1市5町が成年後見制度の利用促進を図るため、中核機関「あしがら成年後見センター」を共同で設置し、7月1日から本格稼働した。センター長に就任した内嶋順一弁護士に話を聞いた。
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――中核機関ができることによってどうなる
「窓口ができることでそこにいけば後見のことに対して分かる、相談できるという体制ができるのが一つ。また、まだ各自治体で後見制度に対する理解や経験に若干の格差がある。人的資源や物的資源の面でも同じで、それにより対応ができないケースも発生しかねない。中核機関設置により、そうしたことを平準化できるのでは。すでに持っている知見や経験の共有にも生きてくるでしょう。期待して頂いていいですし、そこをきちっとやりたい」
――足柄上との関わりは
「南足柄市社協の制度等のお手伝いを長くしていました。もともと県社協や県内自治体と多数関わっており、各地の状況を広く学ばせて頂きました。中でも、南足柄は関わりも長いことから、私の中では『第2の故郷』と思っていますね」
――最後にメッセージを
「県西部での広域センターは難しい面もあると思いますが、成果が上がればその中で培われた資源は大きな価値になる。そのために私も力を尽くし、貢献したいと思っています」
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