南足柄市 通知表の誤記入 市内７校で 観点別評価・評定や出欠席日数など１３９人分
南足柄市教育委員会は先月、市内中学校で通知表の誤記入が発覚したことを受けて、市内全ての小・中学校に対して行った再調査の結果を11月24日に発表した。
今回の調査で新たに誤記入が分かったのは小学校４校で延べ29人、中学校全３校で延べ１０４人。先月の１校６人と合わせて、誤記入があったのは７校で１３９人分。
誤記入の詳細は、観点別評価・評定が福沢小学校で３人、岡本中学校で７人の合計10人で成績集計データを通知表へ転記する際にミスが発生したほか、出欠席日数の誤記入や、氏名の漢字の間違いなど。
市教委では誤記入の発覚を受け、10月17日に臨時校長会を開催。市内全ての小・中学校での再調査を指示し、同月26日にも各校に再確認の通知を発送。
市教委では再発防止策として次の５点を挙げている。【1】データ入力を正確に行うとともに、原簿と入力されたデータの読み合わせや比較を行う【2】成績管理等に関する校内研修会を開催し、成績管理のための基本的事項の確認やシステムの操作に慣れる【3】シートやセルの数式等の保護、誤入力した場合のエラー表示等、システムに工夫を施す【4】管理職への提出期限を早め、ゆとりのある通知表作成を行う【5】児童や生徒に手渡す前の段階で、管理職が通知表の最終確認を厳重に行うなど５つの項目を挙げている。
各校ではいずれも11月の初旬までに全保護者への通知を発送し、該当家庭への謝罪と正しい通知表を渡し直している。
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