南足柄市 2施設と福祉避難所協定 要援護者の災害支援が目的
南足柄市と市内の2つの社会福祉法人との間で「災害時における福祉避難所としての施設利用等に関する協定」が結ばれ、6月26日に同市役所3階特別会議室で協定の締結式が行われた。
今回協定を結んだのは社会福祉法人県西福祉会(松本信輔理事長)と社会福祉法人足柄緑の会(林淳理事長)の2法人。
この協定は災害発生時、一般の避難所生活において何らかの特別配慮を必要とする高齢者、障害者、妊産婦などの”災害時要援護者”が支障なく避難生活を送れることを目的に、両法人が運営する足柄療護園(同市三竹740番地3)とコスモス学園(同市中沼832番地)を、各地区の広域避難所などの一般の避難所の状況を判断した上で、要援護者が”二次的避難所”として利用できるようにするもの。
加藤修平市長は「災害時に援護を必要とする方が安全で安心して避難生活ができる場所を確保することは不可欠。両法人のご理解のもと、今回の協定を結べたことはとても意味がある。有事の際にはぜひ協力していただきたい」と話した。
また松本理事長は「私たちの施設は社会公器だという認識のもと、災害時など必要な時にはぜひ施設を活用してもらいたい」と話し、林理事長は「災害時には社会福祉のためにぜひ協力したい。有事に向けてこうした準備は大切」と協定締結の感想を述べた。
同市では今後、高齢者福祉施設などとも同様の協定締結に向けた調整を進める予定で、災害発生時の社会福祉の充実に取り組んでいくという。
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