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足柄上病院シリーズ【9】 医療レポート 人工関節で生活が変わる? 「年だからと痛みを我慢しないで」
年齢とともに痛みが伴ってくる関節。「もう年だから」とあきらめてはいないだろうか。足柄上病院の整形外科部長で医学博士の牧田浩行医師に、最近耳にすることが増えてきた『人工関節』について話を聞いた。
「人工関節に置き換える手術は、事故などが原因の骨折と年齢的なもので関節が徐々に痛くなる場合の2つがあります」という牧田医師。国内の人工膝関節や人工股関節の手術件数は年々増加傾向にあるという。「手術は体力的な問題がなければ90歳以上でも大丈夫です。歩きたいという意欲があるかどうかが重要」と説明する。治療実績の多いこの手術はポピュラーな治療法でもあり、健康保険が適応され、高額療養費制度の対象にもなっている。牧田医師は術後の生活の質の変化から、「まるで嘘のようだと表現される患者さんは少なくない」と話す。
人工関節には耐用年数があり約15年〜20年で再置換手術が必要になるので、最初の手術は将来のことも考え行われるという。手術時間は症例等により異なるが早ければ約1時間で、通常2〜3時間ぐらい。入院日数は3〜4週間になる。
「年齢のせいだと思い痛みを我慢しないで」とアドバイスする。辛さから寝たきりになってしまうと、あっという間に内臓が弱り筋肉が落ちてしまうからだ。「痛み止めの投薬やリハビリ、日常生活の指導等から始め、手術は末期の選択肢になります」。最後に予防方法として【1】太りすぎないこと【2】水泳などのほどよい運動で関節周りの筋肉を鍛えること、を挙げてくれた。
■取材協力/足柄上病院
地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立足柄上病院
神奈川県足柄上郡松田町松田惣領866-1
TEL:0465-83-0351
FAX:0465-82-5377
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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