「三保の駐在さん」として地域から親しまれている相田警部補 ＝14日・三保駐在所
神奈川県警本部が10日に指定した「スーパー駐在」に、松田警察署三保駐在所の相田一己警部補（48）が選ばれた。
「スーパー駐在」（特別技能駐在員）は特殊な技能を活かして地域へ貢献している駐在員が指定されるもので、県内にある１３７カ所の駐在所から手話通訳や山岳救助などの技能を持つ７人が今回初めて選ばれた。
県警機動隊、松田署の地域課や刑事課なども含め24年間にわたり、山岳救助活動に従事した相田警部補は、これまでに丹沢山系の山岳遭難現場へ通算３００回以上出動している。
２００８年には同県警で唯一の「山岳救助プロフェッショナルリーダー」の指定を受け、小田原、松田、秦野、伊勢原、厚木、津久井の６署合同訓練や航空隊、機動隊の隊員たちへの山岳救助の指導も担当。自ら希望した三保駐在所での勤務は19年目に入り、三保地区の住民からは「三保の駐在さん」として信頼も厚い。
三保駐在所は西丹沢入口に位置し、西丹沢の”守りの要”としての役割も担う。相田警部補は「襟を正して職務に専念したい。スーパー駐在の指定を受けましたが、地域に貢献している駐在員はたくさんいる。その一員としてこれからも地域の安全に貢献していきたい」と話している。
今回の指定では相田警部補のほかには小田原署湯河原駐在所、瀬瀬谷署北新駐在所、秦野署東田原駐在所、伊勢原署大山駐在所、厚木署神荻野駐在所、津久井署佐野川駐在所から６人のスーパー駐在が選出されている。
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