短時間で試合が楽しめるフロアボール＝山北町・川村小学校体育館
山北町を拠点に活動する総合型地域スポーツクラブ「あすぽ」（瀬戸穂波代表）が23日、町立川村小学校の体育館で設立５周年を記念する「フロアボール体験会」を開催した。
「スポーツの楽しさをみんなで味わおう」と、役員の母親たちで選んだのがアイスホッケーに似たフロアボール。「初心者でもすぐに試合ができ、活躍もできる」というのがその理由。
スウェーデン発祥のフロアボールは、プラスチック製のスティックと軽量な穴あきボールを使い敵陣のゴールにボールを入れる競技で普及に取り組む上部組織が国内外にある。国内には２０２０年の世界大会誘致を目指す日本フロアボール連盟がある。
この日は川崎市に拠点を置く神奈川県フロアボール連盟（加藤宗一会長）から、指導者５人と子ども８人が参加。山北、南足柄、小田原の幼児から中学生など約40人が参加した。
体験会でフロアボールを体験した飯田桜介くん（13）と井上諒磨くん（12）、池谷剛くん（13）は「小学生の頃からあすぽに通っている。今までやったスポーツの中でも１・２に入る」と楽しんでいた。
子育てサポート
２０１１年に総合型地域スポーツクラブとして発足した「あすぽ」（山北町山北、【携帯電話】０９０・８０１３・５５４１）には、地域や近隣の子どもら約３００人が会員登録している。
幼稚園年長から小学６年までを対象に体育力を伸ばす「ホリデージム」や、幼児体操クラブ、未就園児の親子向けの体操教室、母親向けの託児付エクササイズも定時開催している。
瀬戸代表は「これからもさらに事業を充実させ、日本一子育てしやすい地域をめざし、地域のためになるスポーツクラブにしていきたい」と話している。
総合型地域スポーツクラブは、文部科学省がスポーツ振興基本計画に設置と育成を盛り込んだ「多世代」「多種目」「多志向」の特徴を持つ地域クラブ。１９９５年以降、全国に広がり、神奈川県西部では山北のほか小田原、南足柄、開成、松田、箱根の各市町で開設が相次いだ。
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