「ちくわちゃんのホワイトロールケーキ」＝（21日、小田原短期大学）
県西福祉会（南足柄市三竹、松本信輔理事長）の菓子店ふくらんと小田原短期大学（小田原市城山、小沼肇学長）による「第２回たまごスイーツコンテスト」の最終審査が７月21日に同大学で行われた。
最優秀賞に輝いたのは「ちくわちゃんのホワイトロール」。企画製作したのはＧＵＴＳ！の市川友里恵さん、野澤郁織さん、高野光紀さん、渡辺汐里さん、稲垣里歩さん。内田由佳教諭のゼミで３回の試作を経て出来上がった。よく泡立てた卵白が生地を白くし、しっかりとした歯ごたえも実現。外側にはこんがりと焼き色を付けた。中にはさっぱりとしたヨーグルトベースのクリームに、クラッシュした湘南ゴールドゼリーを混ぜ込み生地とあわせて「新食感」を生んだ。
発表の瞬間、歓声を上げた５人は「企画が大変だったけどすごい賞をいただけたので、疲れも吹っ飛びました」と満面の笑みを見せた。授業を担当した内山麻子准教授は「クリームや生地の食感の塩梅など、作り方の工夫も味も素晴らしい」と絶賛していた。
コンテストには24チームが企画を提出。最終審査では小沼学長、商品企画の説明をしたコンサルタントの井口裕子氏などを審査員とし、７チームのプレゼンと試食が行われた。審査要素は地元食材の活用や原価率など。小沼学長は「食べ物は人を幸せにする。皆さんにはぜひ、この経験を活かし、人の笑顔を作っていってもらいたい」と結んだ。
最終審査に残った７作品は、今後、ふくらんで商品化が検討される。
GUTS！の5人と内田教諭（右）
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