伊豆箱根鉄道株式会社(若林久社長・本社静岡県三島市)が8月6日、大雄山線大雄山駅と相模沼田駅で小学生以上が対象の親子電車教室を行った。
この教室は地域の子どもたちに鉄道の仕事や正しい利用方法を伝えることや、将来の人材育成を目指して開催されている。大雄山線沿線での実施は4年目。
参加者は相模沼田駅で運転士から電車の構造や安全への取り組みなどの説明を聞いた後、電車で大雄山駅へ移動。ドアの開閉や車内アナウンス体験、線路の保守作業をするATカートの乗車や旗で合図を送る方法などに挑戦した。
真鶴町から参加した杉原和夫さんは「親子で大好きな電車の仕事体験ができて、夏休みの良い思い出になった」と話していた。娘の希海さん(小学1年)は「切符を切ったり放送ができて楽しい。運転士さんとも話ができて嬉しかった」と笑顔で話した。
大雄山線は1925年に最乗寺への参詣鉄道として営業開始。41年に静岡県の駿豆鉄道(株)と合併後、57年に伊豆箱根鉄道(株)に改称した。営業路線は小田原駅と大雄山駅間9・6キロメートルで年間約730万人が利用する。7編成のうち1つだけある「ハートのつり革」が人気を集めている。
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