松田町が所有している未利用地を一般参加者と各部署の町職員が歩き、使い方などについて考える現地見学ツアーが3日に開催され、およそ60人の参加者が未利用地の有効活用について意見交換した。
見学した未利用地は国道246号線沿いの寄入口と松田惣領の旧土木事務所の2カ所。午前と午後に分かれて現地を歩き、小グループに分かれたワークショップで話し合い発表した。
寄の町有地は2015年に民間から寄付を受けた約1万2千平方メートルの空地で、立花学園に隣接する旧土木事務所は約4800平方メートルの敷地内に2階建ての本館や車庫、倉庫などが建つ。今年春に県から町が取得し、近接の旧警察官舎は町が子育て支援型の町営住宅として活用する方針で民間事業者を選定している。
寄ではコミュニティースペースとしての活用や温泉採掘を含む「道の駅」のような観光交流施設としての活用を望む声が多くあり、現地見学には関心を寄せた企業関係者も姿を見せた。
旧土木事務所では、子育て中の母親など女性にターゲットを絞ったコワーキングスペースや保育園、子どもと高齢者が交流できる機能をもった複合施設などの案が出された。
70代の参加者は「これまでにない住民参加の取り組みで将来に期待が持てる」と話した。主催した定住少子化担当室では「有意義な機会でとても参考になる。また近いうちに開催したい」と手応えを感じていた。
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