人形やぬいぐるみを供養する「人形・ぬいぐるみ供養祭」が、2月26日に開成町吉田島のJAかながわ西湘葬祭で営まれた。635人、1万1千体が集まった。
ひな人形や五月人形を販売するJAかながわ西湘が社会貢献事業の一環として8年前に始めた。供養料として1体100円、みかん箱などダンボール1箱1000円で人形を祭壇にまつり、僧侶が読経して供養し引き取っている。供養料は全額、管内2市8町の社会福祉協議会にあん分して寄付している。
小田原市曽比の自営業、栢森惇さん(71)は「29歳になる娘が生まれた時に記念でもらった」という市松人形を手に会場を訪れた。「40代で生まれた娘なので目に入れても痛くないほど可愛かった。そんな時代もあったなぁと思いながら持ってきた」と話し、人形が飾られた祭壇の写真をスマートフォンで写していた。 ミッキーマウスの人形を風呂敷に包み、バスで会場までやってきた大井町金子の70代の主婦は「3年前から迷っていたけど意を決して持ってきた。来年は雛人形もお願いしようと思う」と話し、40代の娘と孫3人が使ったぬいぐるみに手を合わせていた。
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