2045年の県西地域2市8町の20〜59歳の人口が今より41%減り、75歳以上の高齢者人口が31%増加することが本紙の調べで分かった。
国立社会保障・人口問題研究所が今年3月に発表した最新の「地域別将来推計人口」から2市8町の数字を抽出した。15年の国勢調査を基に第2次ベビーブームの世代が70歳を超える45年までの30年間にわたり各市区町村の人口を5年ごとに推計している。
これによると小田原市を中心とした県西地域2市8町の総人口は15年の34万7157人から約28%減の25万1283人、15年には1万724人だった山北町の人口は4813人まで減る。
いわゆる“現役世代”とされる20歳から59歳の2045年の人口は県西地域全体で41%減少し、現在は人口が増加している開成町では現役世代の減少が20%にとどまるが75歳以上の高齢者は約88%増加すると見込まれている。
5月21日に厚生労働省が公表した介護職員の需要推計によると、25年度に必要とされる介護職員は全国で約245万人だが、34万人が不足する見通しという。
山北町の事業者は「採用は派遣会社だのみ。直接採用よりも割高だが仕方がない」といい、南足柄市の事業者は「外国人の雇用を真剣に探っている」とも話している。
■参考資料…国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>