全日本パワーリフティング選手権大会でスクワットに挑む鈴木さん
山北高校出身で湯河原町在住の鈴木喜稀さん（26）が、４月27日、28日に大阪府で開催された「第48回全日本パワーリフティング選手権大会」で２連覇を果たした。
パワーリフティングとはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの３種目で合計拳上重量を競うスポーツ。鈴木さんは一般男子のフルギア・93kg級に出場し、スクワット３５５kg、ベンチプレス２５５kg、デットリフト２８０kg、トータル８９０kg、すべてにおいて日本記録を樹立。昨年の全日本と世界選手権でも同階級で日本記録を更新しており、３年前の全日本選手権ジュニア男子のフルギア・83kg級でも、トータル７９３kgで日本記録を打ち立てた。
それでも、「トータルで９００kgを超えることを目標にしていたので悔しい」と言葉を噛みしめる。日中は湯河原町役場に勤務し、仕事が終わると小田原アリーナで週３回、約２時間トレーニングを積む。仲間の西星也さん（29）は鈴木さんを「ストイックで練習熱心」と語る。
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