長年、精神障害者支援を行ってきた社会福祉法人南足柄さつき会が、障害福祉サービス事業・相談支援事業を南足柄市社会福祉協議会に事業譲渡し法人解散した。2月20日には関係者による解散式が執り行われた。
同会は1978年、足柄上保健所(当時)で発足していた「精神障害者家族会(あしがら家族会)」から独立。その後、地域作業所やリサイクルショップを開設。2004年には組織を法人化した。障害者自立支援法の改正や社会情勢の変化などに対応しながら、地域社会での精神福祉活動を推進。「ともに生きる」を具現化してきた。
昨年の9月に職員の「お別れ会」を開き、10月1日には法人を解散。以後、理事長の鈴木哲夫さん、前理事長の太田ハルさん、中村淑さんが清算人となり、今年1月に南足柄社協への移譲が完了。2月7日に閉鎖が承認された。
同会は解散となったが、就労継続支援B型事業所「ワークピアさつき」、従たる事業所「アースエコー」、相談支援事業所「自立サポートセンタースマイル」のサービス内容や組織体制に変更はない。りんどう会館、おかもと福祉館を拠点として従来通りの姿で地域活動は継続されるという。
20日の解散式であいさつに立った鈴木理事長は「のべ42年の間、多額のご寄付をいただき、ボランティアの皆様にお世話になった。地域の力でここまで来れたと思います」と話した。
発足当時から会の運営に尽力してきた前理事長の太田さんは「感謝のひと言です。これまで大きな事故もなく過ごすことができた。なによりありがたいことです」と感謝の気持ちを表した。
太田さんは南足柄市から長年の功績を称えて表彰された。
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