開成町は2月下旬、現庁舎の横で建設中の新庁舎を報道陣に公開した。建物は、庁舎では日本初のネット・ゼロ・エネルギー・ビル。4月19日(日)に竣工式、5月7日(木)の業務開始を予定している。
ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)とは、快適な環境を保ちながら、高断熱化・日射遮蔽、自然エネルギー利用、高効率設備により、できる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減されている建物。
構造は鉄筋コンクリート、鉄骨造、あじさいパネルによる木造のハイブリッド。反射パネルを使って光を取り入れる天窓や、温度をコントロールした地下水を床や天井に巡らせて冷暖房を行うなどの新機軸も。館内は空調で風を感じることはないという。
開成町は新庁舎の設計段階で「Nearly ZEB」の認証を受けた。府川裕一町長は「東日本大震災で防災拠点の重要性を実感した」と話しており、当選当初から新庁舎への思いは強かったという。
屋上には湘南電力(株)、ほうとくエネルギー(株)による太陽光発電装置を設置。庁舎で使う電力の24%を担うという。現庁舎を取り壊した場所に整備される駐車場の街路灯への電力供給も。「カーボンゼロシティ宣言」を行い、エコな取り組みを進めていく構えだ。
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