大井町議会(細田勝治議長・定数14)3月定例会最終日の3月16日、議員発議で議員定数削減案が議案として提出され、反対多数で否決された。
提案したのは牧野一仁議員で、賛成者として石井勲議員と田村俊二議員が名を連ねた。提案理由は、議会改革の一環として議員定数の見直しを行い、議員定数を改正したい、というもの。現在の定数14から1減の13とするよう求めた。
牧野議員は「全国には10人を下回る議会もあり、少人数だから議論ができないということはない」とし、定数削減が地方議会における全国的な流れだと指摘した。また「定数が奇数になれば議長の権能が上がる」と話し、削減効果分を議会力の強化につなげるべきだと訴えた。
これに対して、現状維持を求める反対派も発言し、9月の町議選まで時間がないことや、定数や報酬に関して議会内部で検討してきた結果、現状が妥当との結論が出ていることなどを挙げた。
賛成の立場から、田村議員は同じ足柄地域でも3町が定数12だという事実に触れた。大井町より人口の少ない松田町、中井町は定数12で運営している。
討論の後に採決した結果、賛成4、反対9で削減案は否決となったが、牧野議員は「否決された結果は残念だが、議論できたことはよかった。これが本来の議会のあるべき姿」と話した。
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