箱根登山電車(株)は6月24日、運休している登山電車の営業運転再開を7月23日(木)の始発から行うと発表した。運休から約9カ月ぶりに登山電車が箱根の山を走る。
登山電車は昨年の台風19号の影響で、線路を含む陸橋が流出した蛇骨陸橋付近や大量の岩石で線路を覆われた大沢橋梁など各所に甚大な被害を受け、箱根湯本―強羅間は運休となった。当初運転再開時期を今年の秋頃としていたが、復旧工事が順調に進み7月下旬となり、今回の発表となった。
5月11日から鉄道施設の機能確認などを目的に試運転を重ねており、営業運転再開に向けて順調に進んでいるという。箱根登山鉄道(株)の担当者は「長い間ご不便、ご迷惑をおかけしました。コロナ対策として、運行時は窓を開け、換気に気を付けながら安全運転に努めていきます」と話している。運行していた代替バスは22日で終了となる。
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