松田町の寄・松田両小学校で2月18日、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使った6年生同士の交流授業が開かれた。ICTスキル向上とともに、少人数学級の寄小児童に、大人数クラスの雰囲気や他校の子どもたちの声を感じてもらうなど中学校で一緒になる両校児童の事前交流などが目的。
この日は寄小の児童4人が昨年6月から「総合的な学習の時間」で扱ってきた寄地区の歴史や文化などをまとめ、プレゼンテーション形式で発表。町内で古道の復活や景観美化などの地域貢献活動に力を入れる「虫沢古道を守る会」のメンバーに話を聞く中で知ったことなどを資料や写真にして、各自で分担して紹介した。
寄小からの発表は、一方的なやり取りとならないよう、寄地区に関するクイズを随所に入れるなど工夫。終了後には、リアルタイムで情報を共有できる専用ソフトを用い、松田小児童の感想を聞いた。
交流授業を終え、寄小の立石琥汰朗君(12)は「松田小のみんなが(話を)よく聞いてくれて、とてもうれしかったです」と喜び、古谷和奏さん(12)は「寄地区に住んでいる人の優しさなどを知ってもらい、みんなに行ってみたいと思ってもらえれば」と願っていた。
寄小の津川由夏校長は「(児童たちは)事前の練習に比べてとても明るく、思いも相手に伝わったと思う。自分らしさを大事に、自信をもって進んでほしい」と期待を寄せた。
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