プロの世界に挑戦する永島田投手
プロ野球のドラフト会議が10月11日に東京都内であり、立花学園高校（松田町松田惣領）の永島田輝斗（きらと）さん（３年）が、千葉ロッテマリーンズから育成３巡目の指名を受けた。永島田さんは「若手の選手も多いので競争は激しい。１日でも早く上にあがり活躍できる選手になりたい」と闘志を燃やす。
高校で投手転向
永島田さんは相模原市出身。２歳上の兄の影響で野球を始め、中学時はキャッチャーだった。立花学園高校入学後の１年秋、志賀正啓監督から肩の強さと投球フォームの良さを買われ、キャッチャーから投手へと転向することになったが「チームに貢献できるのであれば、ポジションは問いませんでした」と振り返る。１８０センチ体重85キロの恵まれた体格に加え、持ち前の研究熱心な性格も相まって転向直後の１年時終わりに１３５キロ前後だった球速は、半年後には１４３キロまでアップ。さらに３年生になると最速１５０キロをマークする速球投手へと成長を遂げた。
夢へ一歩前進
立花学園グラウンド敷地内の寮で生活をする。11日のドラフト会議は寮の食堂のテレビで見守っていた。「子どものころからプロ野球を夢見てきたといい「プロ志望届けを出し、実現することを信じていた」と話す。午後７時30分ごろ、自分の名前が呼ばれると、同級生から祝福の嵐。少しずつ実感が湧いてきたという。
少し時間が経った今は、新たな舞台で挑戦することができる期待感に胸を膨らませている。練習にも一層熱が入っており「１日も無駄にせず鍛錬あるのみ」と前を向く。志賀監督は「大きな可能性を秘めている。プロの世界は競争が激しく、今までの環境とは変わる。自分を見失わずに努力を重ねていけば必ず結果はついてくる」とエールを送った。
今年は支配下ドラフトに77人、育成ドラフトには51人がそれぞれ指名されている。
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