南足柄市・松田町・開
成町は、国が5月に実施した「全国学力・学習状況調査」の分析結果を公表した。全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し教育施策の成果と課題を検証・改善するため年に1回、小6(国語・算数)と中3(国語・数学)を対象に行われている。新型コロナで実施は2年ぶり。結果に基づく各市町の概要は次の通り。
南足柄市
市教育委員会は、全国平均正答率との比較分析結果を発表した。小学生の国語は、基礎的な学習内容に課題が見られ、長い文章を読む力に課題が見られた。中学生の国語は3年前の調査(小学6年時)から「書くこと」を中心に一定の改善が見られた。小学生の算数、中学生の数学では思考・判断・表現等に係る記述式の問題に課題が見られた。市教育委員会の担当者は「基礎的な学習内容の定着を図るためにGIGAスクール構想で整備した端末や学習ソフトを活用していく。また、読むこと書くことを意識した授業展開を検討するなど、課題に応じた取り組みを推進していく」と話した。
松田町
町教育委員会は、県平均正答率との比較分析結果を発表。小学生の算数に低い傾向があった。複数の図形を組み合わせた図形の面積で量の保存性や量の加法性を基にとらえ比べることや、少数を用いた倍についての説明を解釈し、ほかの数値の場面に適用して、基準量を1としたときに比較量が示された少数にあたる理由を記述することに課題があるとした。担当者は「調査結果を踏まえて教育活動にいかしていく」と話した。
開成町
町教育委員会は全国平均正答率との比較分析結果を発表した。中学生の数学で、データから中央値を求めることやグラフから階級の度数を読み取るなど資料の活用に関する問題に課題があり、数学的な技能を問う問題で全国平均より低い結果となった。
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