「第11回関東アンダージュニアボクシング大会県予選会」(主催/神奈川県ボクシング連盟)が10月31日から11月14日にかけて藤沢市の神奈川県立スポーツセンターで行われ、南足柄市の柏木輝翔(てっしょう)さん(アンビオ・南足柄中学3年)が中学生3年の部45kg級で1位に輝いた。これにより、柏木さんは県代表として関東大会の出場資格を得た。
大会は予選と決勝の2回戦で、1ラウンド2分の3ラウンド制。決勝では自身の持ち味でもある力強いパンチと、鋭く相手に切り込む右ストレートを中心に相手にプレッシャーをかけ続けた。試合中に有利な状況になっても決して油断せず相手の動きに集中。セコンドからの言葉を聞き、終始冷静に戦ったという。柏木さんは「2分はとても長く感じた」と振り返り「集中力を切らさずに戦えたことがよかったと思う。1位になりうれしい」と笑顔を見せた。
身長165センチ、体重50kg、右利き。ボクサーにとって試練の一つが減量だ。2週間前からの野菜を中心にした食事制限のほか、半身浴やサウナで汗を流した。家族のサポートのほか減量にはジムの仲間も付き添ってくれたという。「自分ひとりでは挫折したかもしれない。ありがたい」と支えてくれた仲間に感謝をする。
競技通し成長
ボクシングは小学4年生のときにテレビで見た試合をきっかけに始めた。「激しく打ち合う姿を見てかっこいいと思った」と振り返る。中学生になってから大会出場を目指すように。週に6日約2時間、ボクシングジムに通いサンドバッグ、ミット打ちなどに励むほか、朝の5Kmのランニングを日課にしている。「ボクシングを通じて自分の成長を感じられる。もっと練習を重ね、精度を高めたい」とさらに進化を目指している。高校進学後もボクシングは続けると話し「全国大会に出て優勝が目標」と力強く語った。
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