南足柄市は3月29日、富士フイルム株式会社、東京ガス株式会社の3者で「脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定」を締結した。今後、モノづくりにおけるカーボンニュートラルモデルの確立をめざす。
電力を起源とするもの以外のCO2排出量の大半は熱(燃料)由来だといい、燃料の脱炭素化は素材産業の共通課題だという。今後、富士フイルムでは、高機能フィルムの主力生産拠点である南足柄市の神奈川事業場足柄サイトでカーボンニュートラル燃料の導入と実装を進めていく方針。東京ガスはメタネーションや水素等に関する最先端技術を活用、合成メタンの社会実装に取り組む。
南足柄市は市のCO2削減や市内での再生可能エネルギーの普及・拡大に努めていく。加藤修平市長は「地球温暖化対策への意識を市民や事業者の皆さまと共有し、環境・エネルギー・防災機能強化など幅広い分野で取り組みを推進していきたい」と話している。
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