南足柄市の加藤修平市長(69)が3日、2019年4月に予定される市長選挙に3選をめざし立候補する意向を明らかにした。去就を問われた市議会本会議の一般質問の答弁で表明した。
加藤氏は現在2期目。2019年4月29日の任期満了まで5カ月を残している。
渡辺円一市議から3選出馬への意欲を問われた加藤氏は、東部工業団地への企業誘致や(仮称)道の駅金太郎のふる里、足柄産業集積ビレッジ構想の推進、学童保育の公設民営化、来夏までの市内全小学校へのエアコン設置準備などを2期目の成果にあげ、「新たな発想で『安全で優しいまち、地域の経済が元気なまち』のさらなる実現に向けて躍動するまちづくりを着実に推進することが私に与えられた使命、役割」とした。
そのうえで「平成31年4月の市長選挙に向けて、多くの市民の皆様の要請に応え、責任ある継続、さらなる前進の新たな覚悟をもって出馬の決意をした」と述べた。市長選挙への出馬表明はこの日の加藤氏が初めて。
加藤氏は元同市職員で秘書課長や福祉健康部長、議会事務局長などを歴任。07年の市長選挙に無所属で出馬し当時の現職に破れたが、2011年の市長選で現職を破り初当選、15年に再選した。
広域連携
この日の一般質問で近隣5町との連携についても問われた加藤市長は、南足柄市と足柄上郡5町、県と「あしがら広域連携協議会」を設置したことを明らかにし、静岡県小山町との連携をさらに強化する考えも示した。
5町と進めていたものの小田原市との任意協議で中断していたごみ処理広域化では、新たなごみ処理施設を南足柄市内に建設するため、地元協議に5町首長も参加することで5町と合意したことも明らかにした。
市長選挙を含む統一地方選挙の日程は開会中の国会で年内にも関連議案が可決され、2019年4月21日の投開票で実施される見通し。
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