桐蔭学園ラグビー部 悲願の全国初優勝 学校関係者らに優勝を報告
第90回全国高校ラグビーフットボール大会に神奈川県代表として出場した区内鉄町の桐蔭学園高校(榊原滋理事長)が今月8日、決勝戦で福岡県代表の東福岡高校と対戦し、31―31のスコアで両校優勝。悲願の初制覇を果たした。
決勝戦の相手は昨年と同じ東福岡高校-。決勝戦当日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場に行けなかった在校生や父母らは、同校内ホールの大型スクリーンで試合を観戦。グラウンドで戦う選手たちに熱い声援を送り続けた。
試合は前半6分、松島幸太朗選手が相手選手のミスをつきトライを決める。前半は4トライ2ゴールを決めて24―10でリードする。後半になると前回大会王者の意地を見せた東福岡が猛攻撃。残り時間1分を前にトライを決め、ロスタイムで同点に追いつき、31―31の両校優勝となった。奇しくも昨年と同じ組み合わせとなった決勝戦。昨年は後一歩優勝に手が届かなかったが、今大会で全国制覇の栄冠を掴んだ。
単独優勝へ夢託す
優勝報告会が行われた今月17日、同校の榊原理事長は「1964年の創部以来約47年間かかってたどり着いた頂点。さまざまな運や不運も全て含めた結果が両校優勝につながり、初制覇を非常に喜ばしく思っている」と選手にねぎらいの言葉をかけた。
初優勝の結果に小倉順平主将は「1年前も負けた相手だったのでなんとか勝ちたかった。3年生が掲げていた全国優勝という目標が達成できて嬉しかった。来年は単独優勝を目指してチーム一丸で取り組んで欲しい」と後輩たちへ挨拶。
また、初優勝に貢献し、南アフリカのラブビー名門チーム・シャークスの下部組織に留学が決定している松島幸太朗選手は「桐蔭ラグビーでの経験を生かし海外でも頑張りたい。将来は日本代表を目指す」と今後の抱負を語った。
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