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歯科レポート 歯周病菌が「インフル感染」助ける?
「口腔内にある歯周病菌の一つ、ジンジバリス菌が、その人のインフルエンザウイルス感染を助長している可能性がある」という研究結果を日本大学歯学部の細菌学チームが日本歯周病学会で発表した。歯科治療を医療の総合窓口として、歯科治療と全身疾患の関係について長年取り組んできた山下歯科医院の山下修理事長に今回の件について聞いた。
研究を行った教授によると口腔ケアが悪いと、インフルエンザ感染と重症化の危険性が増加する可能性が高いことも指摘している。全身と口腔感染症予防に関する研究会を立ち上げるなど尽力してきた山下理事長は「(自身の)研究会でも既にインフルエンザウイルスと歯周病菌の関係は話題になっていました。口腔内細菌やウイルスが引き金となる全身疾患に罹らないために免疫力が低下してくる高齢者は特に『お口のケア』が大切になってきます」
菌・ウイルスを死滅!?
近年、口腔内細菌が高齢者の死因となる誤嚥性肺炎や糖尿病、心疾患との関係も報告されている。どうすればリスクを軽減できるのか。「口の中を菌やウイルスの温床にしないことが不可欠」と山下理事長は訴える。同院では歯周病菌などの口腔内細菌やウイルスを死滅させるという歯科医療用に開発された「タンパク分解型除菌水」を使用。この除菌水で口腔内全体の菌やウイルスの除去を目指し、清潔に保ちながら歯科治療を進めているという。
「一昔前の歯医者は虫歯治療や神経の除去などがメーンでした。治療方法や技術の進歩で歯医者も求められていることが変わってきました。たかが口と思わずに、全身の健康と深く関係していることを忘れないで欲しい」と山下理事長。除菌水は一般歯科から歯周病治療、インプラント手術・アフターケアなど全ての治療に導入し、患者の全身疾患リスク軽減に努めている。
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